"アイルランド版トレスポ"として今話題の?「
ダブリン上等!」を見ました。
ダブリン郊外でうらぶれている若者たちの日常を描いた群像劇。といっても、ドラッグ満載のシリアスなものではなく、アイルランドの自虐ネタ満載のコメディです。勤務中にグチばかりこぼすバスの運転手や、やる気も愛想もないスーパーの店員、ヒマに任せて悪戯ばかりする悪ガキ等々、アイルランド人が言うところの「いるいる!こういう人」ばかりが出てくる。
ストーリーは、チンピラ(コリン・ファレル)と、バスの運転手をクビになった中年、彼女にフラれて自暴自棄の若者が、短絡的な考えから銀行強盗を企てるという展開。でもそんなのうまくいくはずがなく…とんでもない事態に。どこまでも堕ちていくその不健康さが、かえって笑いを誘います。
そして、例によって英語の訛りっぷりが凄まじく、字幕なしでは全然理解できません…。分かったところで"ボスタップ"(bus stop)、"モニ"(money)というありさま。ハリウッドスターであるはずのコリン・ファレルが一番ひどいです。
出演は、ケリー・マクドナルド、コルン・ミーニー(スタートレックでおなじみ)、キリアン・マーフィーなど、アイルランド的にはものすごい豪華(笑)。
サントラもなかなか。コリン・ファレルがクラッシュをカバーしてます。。。
アイルランド・スコットランド好きは必見です。