ウディ・アレン監督の「
マッチポイント」を見ました。
イギリス上流階級の妻とアメリカ人の愛人を持つ主人公クリス。二重生活を楽しむ彼の人生は、やがて思わぬ方向へと転がっていく…というお話。
ちょっと重たい話に見えますが、なにしろ会話がリアルで面白い。
夫の浮気を疑う妻、妻との別れを強要する愛人。そして2人に言い寄られる度にとり繕う夫。どこにでもありそうな状況なのに、セリフひとつひとつが真に迫っていて、ぐいぐい引き込まれていきます。入り組んだ人間関係もしかり、渡鬼級のリアルさです(笑)
「勝敗は運が決め、人生はコントロールできない」というキャッチのとおり、偶然やタイミングで人生は変わる、と描いているのも魅力のひとつ。
試合の勝敗を決める最後の瞬間である「マッチポイント」というタイトルが、すべてを物語っている作品でした。
主人公クリスを演じているのは、ジョナサン・リース・メイヤーズ(マイヤーズから表記が変わった)。彼といえば、やっぱり「ヴェルベット・ゴールドマイン」の
この役が印象深いんですけど、久々に見たら、骨太のオトコマエになってました。かっこよい。
あと懐かしの映画といえばもうひとつ。
「トレインスポッティング」で最もヘンタイだったスパッド君が、刑事役で出てました。
突如、登場したんで吹き出しそうになったよ。
刑事役だったけど、やっぱりどこかマヌケでいい味出してた。
他にも、「ミリオンズ」のパパと、「Dearフランキー」のママなども出ていて、イギリス映画好きには、かなり豪華なキャスティングでした。
もちろんスカーレット・ヨハンソンもよかった。かなりセクシーオーラを放っていたけど、この娘、まだ20歳そこそこなんだよね。怖い怖い。
ロンドンにも行きたくなったなー。
お気に入りの
テートモダンギャラリーも登場して、ちょっと懐かしくなりました。
オススメの作品です。みんなも見てみてね。
オススメ度★★★★☆